未破裂脳動脈瘤【手術のことをまとめてみる】右内頚動脈瘤のクリッピング術

時系列で記したブログで書き足りないことや、

項目的にまとめたものを、こんな感じで記していきます。

 

今回は、動脈瘤くも膜下出血のお話です。

 

私が入院した病院のMRIでの診断では、まだ【未破裂脳動脈瘤ということでした。

この動脈瘤が破裂すると、くも膜下出血ということになります。

ドクターの話では、破裂してる様子はないとのことでした。

ただしサイズが大きいので、手術しないと危険な状態とのこと。 

※ 手術で頭開したところ、少し破れてたと術後すぐに言われました。

 

ちなみに、この未破裂脳動脈瘤は、実際に大きくなるまで自覚症状がないようで、

潜在的な患者は、結構いるようです。

私の場合も、おそれく何年もの間だんだんと大きくなったと考えられる、とのこと。

会社の健康診断で、MRIまでやることはまれだと思いますが、個人的に受けた人間ドッ

クや脳ドック、私のように頭痛の原因を確かめるための検査などで見つかるケースも多

く、サイズが小さいうちは、手術をせずに1年経過観察などの場合もあるそうです。

 

私の手術は、開頭しての右内頚動脈瘤クリッピング術】という術式でした。

主治医の説明では、【コイル塞栓術(血管内手術)】という血管内を病巣まで

カテーテルを通して、動脈瘤をコイルで埋める術式もあるようでしたが、

次のような説明で、クリッピングを強く勧めてきました。

動脈瘤が大きすぎて、コイルで埋めれても、再発の可能性が高い

クリッピング術は、歴史もあり、術後の実績もいい信頼性の高い手術である

・(私の場合)若く体力もあり、クリッピング術の方が再発などの観点で適している

 

ご参考までに、私が入院した病院ではありませんが、この辺に説明があります。

千葉大学脳神経外科https://www.ho.chiba-u.ac.jp/17/point/disorder/02.html
 

手術の部位は、右眼の奥の方、右内頚動脈にできた動脈瘤で、実際に切開した部分は、

おでこの髪の生え際から右耳にかけての約20cmとなります。

ちょうど、以下の図のような感じですね。

私の場合はこれにプラスして、右の首の頸動脈のあたりを切開をしました。

首は、念のため的な感じで、脳の手術中に何かあった場合、血流の元になる

首で止めるためとのことで、実際は使用することもなく、切開して閉じただけでした。

 

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手術時間は、よく覚えてないのですが、朝10時~15時くらいまでかかったようです。

付添いの家族は長い時間でしょうが、受けている自分としては、あっという間のできご

とですね。

 

病院の対応に関して、少しだけ追記します。

私が手術入院した病院は、あまり積極的に説明してくれない病院だと思います。

面倒くさがりな性格なので、本当にやばいことはドクターも言うだろうと、

私自身もあまり聞くことはなかったのですが、それでもやっぱり遅々としてすすまない

病状を経験すると、少しだけモヤモヤするものがありました。

(私が思うと)くだらないことで、ドクターをずっと捕まえてる患者もいましたが、

同じ費用を払ってモヤモヤするなら、自分から積極的に聞くことも必要なことかも

しれないと思いました。

いろいろな方のブログを見ると、説明が丁寧なドクターいるようですが、

どちらかというと、患者側から積極的に聞かないと答えてもらえない場合のが

多いように思います。総合病院のドクターの多忙さを考えると。

ですので、モヤモヤして気持ち悪い方は、恥ずかしがらずになんでも聞くといい

と思います。