未破裂脳動脈瘤【痛みのことをあれこれまとめてみる】

今回の脳動脈瘤くも膜下出血の入院中に、手術の傷を含め、

いろいろな痛みがありました。その痛みについてまとめたいと思います。

 

体を切開して行う手術ですがら、術後に痛みはもちろんあります。

ただ私の場合、幸いなことにあまり痛みで苦しい思いはしませんでした。

このブログ内で度々でてきますが、導尿カテーテルの抜き刺しが

一番痛かったかもしれません。

 

【以前からの頭痛】

手術直後から、今まで感じてたような、頭痛を感じることはなくなりました。

原因がきれいさっぱりなくなったのか、切開の傷の痛みでわからなかったのか、

術後すぐはよくわかりませんでしたが、術後9ヶ月ほど経ちますが、

今まで時々あった頭痛はほどんどありません。

そう考えると、やはり長年にわたって、動脈瘤が神経に触れて痛かったんですね。

 

【手術創部の痛み】

創部の痛みですが、術後の1週間弱は痛かったように思います。

ただし、想像よりも痛みは小さかった、というのが正直な感想になります。

痛みは小さいとはいえ、痛みどめの薬は飲んでいました。ロキソニンです。

最初は、この痛みどめを我慢してたのですが、看護師さんに無理に我慢することはな

い、飲んだ方が快適なら気にせずにと言われ、痛いときは1日1~2回ほど、

ロキソニンを飲んでいました。

痛みに負けまいというよりは、当時の私の考えとしては、薬を飲まない方が早く治る

ような気がしてまして。

今思えば何の根拠もないことなので、もし同じ手術をした人が痛みを感じているなら、

我慢せずにロキソニンを飲むことを勧めます。

 

頭の切開の痛みは多少ありましたが、首の切開の痛みはあまりなかったと記憶してま

す。首が突っ張る感じは多少ありましたが、頭に比べると痛みは少なかったです。

 

【導尿カテーテル

一連の今回の件で、もしかしたら一番痛かったのは、これの抜き挿しかもしれません。

血管造影検査、手術をする場合、数日は身動きが取れなくなるのでトイレは自力ではい

けず、カテーテルを尿管に挿して、いわゆる垂れ流しにします。

このカテーテルは、挿す時も抜くときも痛かったです。

 

手術前日の血管造影検査の前に挿し、術後ICUから一般病棟個室に戻ってすぐ抜いた

ので、期間としては、3~4日間でしょうか。

 

ちなみに、痛みではないですが、カテーテルをしてる時は尿は垂れ流しになるので

すが、この時の、常に尿意があるような違和感は、痛みではないですが、結構苦痛でし

た。大部屋に行った時に、私より後から手術を受けた、何人かの患者の声で、同様の感

想を看護師や家族に話してるのを聞きました。

 

【抜糸(抜鈎)】

術後1週間もすると、頭の傷口と首の傷口の抜糸(抜鈎)を行います。

その処置は、難易度が軽いせいなのか、どの病院もそうかもしれませんが、

私の場合は主治医の弟子の先生が行いました。

たぶん、練習台にさせられたように思います。

実際に場に来たのは、抜鈎する先生と、主治医+弟子2名+看護師1名だったかな?

完全に弟子2名は観客ですね。

痛みはというと、傷口が大きいせいもあり、まあまあ痛かったです。時間的には30分

以上はかかってたように思います。

特に首は神経が多いのか、先生が慣れてないのか、鈎を一つずつ抜くたびに痛みが走

ります。思わず看護師さんが背中をさすってくれました。

 

【目の痛み】 

手術前の、頭痛といか眼の痛みはほとんどありませんでした。

何もすることが無いので、ipadばかり見ていたせいか目が疲れてるのか、

そういう重さのようなものがありました。