未破裂脳動脈瘤【血管造影検査】2018/8/14

さて、脳の血管の状態を詳しく見るために、血管造影検査をした際のお話です。
アンギオともいうようで、後日、手術よりもアンギオのが検査後つらかった、
などと看護師さんに話した記憶があります。
 
でもよく考えると、8/13-15がお盆休みで、運がよかった気もします。
私も相方さんも会社が休みでしたし、
病院というところは、土日祝などは休日の扱いになるのですが、
世間的にはお盆休みでも、平日扱いでスタッフもフルにそろってたので。
 
私は意識不明とかそういう状態でなかったし、へたに休日だったりすると、
医師がそろってる平日まで待たされる可能性もあったよな、
と、入院したことで、この病院の運営を理解してわかりました。
 
さて、血管造影の話にもどりますが、この検査もいろいろとリスクがあるとの
説明を受け、同意書にサインしてという一連の流れです。
まれに、造影剤が体に合わない人で、アレルギー反応が出る人もいるとか。
 
朝看護師さんから、下の毛をそるように言われバリカンを渡されましたが、
どうしていいかよくわからず、剃毛をお願いすると、まだ若い看護師さんだったけど、非常に照れていました。
まあ当たり前だよね、悪いことしたなーという感じ。
こんなおじさんの見たくもないもの見せられて。
でも、後から来たおばさん看護師が、「こんなんじゃダメダメ、こうやるのよ」
と慣れた手つきで、つるつるのパイパンにしてもらいました 笑
 
そんな準備をしているうちに、尿管にカテーテルを入れられ、いよいよ血管造影の
検査室へ向かいます。
(このブログで何度も出てきますが、この管を入れるのと、引き抜くのが入院中で
一番痛かったかも)
 
右太ももの付け根の動脈から、頭まで血管内に管を通し、管の中に造影剤を注入して、脳の血管の流れや、動脈瘤の状態を詳しくみるという検査です。
 
初めて血管造影の検査をする部屋に入りましたが、
翌日の脳動脈瘤の手術をする時より緊張しました。
人生で初めての大きな手術を控え、大きな検査(へんな表現ですが)でしたので。
 
MRIとかCTとか、今までもたいそうな装置で検査を受けた経験はありましたが、
それの比ではないくらい、物々しい機器類と大勢のスタッフがいましたので。
 
なんか、SF映画のような宇宙船のような、シルバーがまぶしい部屋で、
素っ裸に近い恰好で物々しい機械に寝かされる
 
正直、殺される、という感じの恐怖感でした。
かなり血圧が上がっていたようで、一旦休止して、落ち着かされたりしました。
 
検査自体に痛みはとくにありませんでしたが、
ただし造影剤が注入された時の違和感は、かなり気持ちの悪いものでした。
顔の内側に温かい液体が流れるというのが、こんなにも気持ち悪いのかと。
 
血管造影の検査終了後は、翌日の手術前まで足を全く動かせず、寝たままの姿勢で、
起き上がってはいけないとのことで、それがかなり苦しいものでした。
太ももの付け根の、針を刺しているのが動脈なので、動かすと流血してしまい、
ずっと抑え続けけなけれならないとのこと。
実際、重石のようなものを乗せられてましたし。
 
ちなみに、この間も頭痛は続いていたのでしょうが、
いろいろな展開に押され、痛みどころではない感じでした。
 
夕方ごろ、手術の前日ということで、麻酔科医や手術室の看護師なども次々に
病室に来て、術中の薬や麻酔関係のアレルギー、その他いろリスクなどの説明
を受けました。後で訴えられないように、病院も大変だなーと思いながら、
何枚かの書類にサインしました。