読書の話【益田ミリ】女子の心がわかるかも

女流作家さんで、お気に入りの「益田ミリ」さんの話をします。

 

主な読者層は、もしかしたら女性のが多いかもしれませんが、

私は、7、8年前からよく 読んでいます。

 

私の別ブログの方で、女性のお友達がいましたが、

その方も益田ミリさんが大好きで、よく結構盛り上がってました。

ちなみに、その時は「ミリミリ」と呼んでました。

 

ところで益田さんは、マンガ家なのでしょうけど、

初めて知ったのは、この旅エッセイの文庫でした。

 

47都道府県女ひとりで行ってみよう (幻冬舎文庫)

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益田ミリさんが、全都道府県に訪問してくる話なのですが、

有名な観光地にこだわらず、なんとなく自分が行きたい所を訪ねてるようです。

文章は、やわらかくてユーモアがあり、嫌な気持ちにさせない絶妙な毒もあり、

エッセイストとして結構お気に入りです。

いわゆる有名な場所への旅のエッセイを期待すると、それは裏切られます。

私は有名な場所も好きですが、どちらかというとマイナーな場所も好きなので、

楽しく読むことができました。

 

この本との出会いの後、マンガ家メインであることを知り、

刊行済みの本を、かたっぱしから買いました。

 

マンガの方でもそうなのですが、言葉のセンスがとても心地よく、

私自身も、生活の中でいろいろ言葉の参考にさせてもらってます。

 

 

有名な「すーちゃん」シリーズ

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3人の女性が、緩い感じで生活を楽しんでいる「週末、森で

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書店員の男性の、日常と恋愛と宇宙の話が面白い「オレの宇宙はまだまだ遠い」。

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などなど。

 

全体は、結構ゆるい感じのマンガなのですが、時折出てくるキラーセリフ

とでもいうのでしょうか、素敵な言葉がちりばめられています。

絵はいたってシンプルなのですが、逆にそこもいいですね。

読み始めたら1冊終わるまでやめられない、そんな魔力を持った作品です。

 

私は中学生くらいから、結構本を読むのが好きで、

でも、広く浅くではなく、気に入った作家さんの本を徹底的にフォローするタイプで、

この益田さんも、同じようなタイプの作家さんですね。

申し訳ないけど、最近は経済的なことから、単行本でなく文庫で買ってしまうけど。

 

女性心理の勉強がしたいとか、そういう考えは全くなくて、

単純に読んでると心地のいい時間が過ごせる、

ということで読み始めたのですが、

女性のことを勉強することになってるように思います。

そういう意味でも、おススメです。

 

 最後に、すーちゃんだったかな?

どの作品か忘れちゃったけど、こんな感じの言葉であふれてます。

 

「自分探しってなんだよ 世界にたった一人しかいない本物の自分を

 自分がさがしてどうすんの それじゃ自分がかわいそうだよ」