読書の話【益田ミリ】女子の心がわかるかも
女流作家さんで、お気に入りの「益田ミリ」さんの話をします。
主な読者層は、もしかしたら女性のが多いかもしれませんが、
私は、7、8年前からよく 読んでいます。
私の別ブログの方で、女性のお友達がいましたが、
その方も益田ミリさんが大好きで、よく結構盛り上がってました。
ちなみに、その時は「ミリミリ」と呼んでました。
ところで益田さんは、マンガ家なのでしょうけど、
初めて知ったのは、この旅エッセイの文庫でした。
有名な観光地にこだわらず、なんとなく自分が行きたい所を訪ねてるようです。
文章は、やわらかくてユーモアがあり、嫌な気持ちにさせない絶妙な毒もあり、
エッセイストとして結構お気に入りです。
いわゆる有名な場所への旅のエッセイを期待すると、それは裏切られます。
私は有名な場所も好きですが、どちらかというとマイナーな場所も好きなので、
楽しく読むことができました。
この本との出会いの後、マンガ家メインであることを知り、
刊行済みの本を、かたっぱしから買いました。
マンガの方でもそうなのですが、言葉のセンスがとても心地よく、
私自身も、生活の中でいろいろ言葉の参考にさせてもらってます。
有名な「すーちゃん」シリーズ
3人の女性が、緩い感じで生活を楽しんでいる「週末、森で」
書店員の男性の、日常と恋愛と宇宙の話が面白い「オレの宇宙はまだまだ遠い」。
などなど。
全体は、結構ゆるい感じのマンガなのですが、時折出てくるキラーセリフ
とでもいうのでしょうか、素敵な言葉がちりばめられています。
絵はいたってシンプルなのですが、逆にそこもいいですね。
読み始めたら1冊終わるまでやめられない、そんな魔力を持った作品です。
私は中学生くらいから、結構本を読むのが好きで、
でも、広く浅くではなく、気に入った作家さんの本を徹底的にフォローするタイプで、
この益田さんも、同じようなタイプの作家さんですね。
申し訳ないけど、最近は経済的なことから、単行本でなく文庫で買ってしまうけど。
女性心理の勉強がしたいとか、そういう考えは全くなくて、
単純に読んでると心地のいい時間が過ごせる、
ということで読み始めたのですが、
女性のことを勉強することになってるように思います。
そういう意味でも、おススメです。
最後に、すーちゃんだったかな?
どの作品か忘れちゃったけど、こんな感じの言葉であふれてます。
「自分探しってなんだよ 世界にたった一人しかいない本物の自分を
自分がさがしてどうすんの それじゃ自分がかわいそうだよ」