読書の話【益田ミリ】女子の心がわかるかも

女流作家さんで、お気に入りの「益田ミリ」さんの話をします。

 

主な読者層は、もしかしたら女性のが多いかもしれませんが、

私は、7、8年前からよく 読んでいます。

 

私の別ブログの方で、女性のお友達がいましたが、

その方も益田ミリさんが大好きで、よく結構盛り上がってました。

ちなみに、その時は「ミリミリ」と呼んでました。

 

ところで益田さんは、マンガ家なのでしょうけど、

初めて知ったのは、この旅エッセイの文庫でした。

 

47都道府県女ひとりで行ってみよう (幻冬舎文庫)

f:id:ShinNemoto:20190712131740p:plain

 

益田ミリさんが、全都道府県に訪問してくる話なのですが、

有名な観光地にこだわらず、なんとなく自分が行きたい所を訪ねてるようです。

文章は、やわらかくてユーモアがあり、嫌な気持ちにさせない絶妙な毒もあり、

エッセイストとして結構お気に入りです。

いわゆる有名な場所への旅のエッセイを期待すると、それは裏切られます。

私は有名な場所も好きですが、どちらかというとマイナーな場所も好きなので、

楽しく読むことができました。

 

この本との出会いの後、マンガ家メインであることを知り、

刊行済みの本を、かたっぱしから買いました。

 

マンガの方でもそうなのですが、言葉のセンスがとても心地よく、

私自身も、生活の中でいろいろ言葉の参考にさせてもらってます。

 

 

有名な「すーちゃん」シリーズ

f:id:ShinNemoto:20190712131803p:plain

 

3人の女性が、緩い感じで生活を楽しんでいる「週末、森で

f:id:ShinNemoto:20190712131823p:plain

 

書店員の男性の、日常と恋愛と宇宙の話が面白い「オレの宇宙はまだまだ遠い」。

f:id:ShinNemoto:20190712131839p:plain

 

などなど。

 

全体は、結構ゆるい感じのマンガなのですが、時折出てくるキラーセリフ

とでもいうのでしょうか、素敵な言葉がちりばめられています。

絵はいたってシンプルなのですが、逆にそこもいいですね。

読み始めたら1冊終わるまでやめられない、そんな魔力を持った作品です。

 

私は中学生くらいから、結構本を読むのが好きで、

でも、広く浅くではなく、気に入った作家さんの本を徹底的にフォローするタイプで、

この益田さんも、同じようなタイプの作家さんですね。

申し訳ないけど、最近は経済的なことから、単行本でなく文庫で買ってしまうけど。

 

女性心理の勉強がしたいとか、そういう考えは全くなくて、

単純に読んでると心地のいい時間が過ごせる、

ということで読み始めたのですが、

女性のことを勉強することになってるように思います。

そういう意味でも、おススメです。

 

 最後に、すーちゃんだったかな?

どの作品か忘れちゃったけど、こんな感じの言葉であふれてます。

 

「自分探しってなんだよ 世界にたった一人しかいない本物の自分を

 自分がさがしてどうすんの それじゃ自分がかわいそうだよ」

 

 

読書の話【大水滸伝シリーズ/北方謙三】これが漢の生きざま?

結構読んでる人も多いでしょうが、北方水滸伝シリーズの話をします。

 

既に文庫も定期刊行は終わっていますが、本が売れない時代の本屋の新書コーナーで、

平積みが何列もできるベストセラー本でした。

私は、水滸伝の前にやっていた、北方版三国志で、北方氏の作品に魅了されましたね。

 

水滸伝シリーズは、以下の三部の構成になってます。

 水滸伝 (全19巻)、 楊令伝 (全15巻)、 岳飛伝 (全17巻)

集英社https://www.shueisha.co.jp/dai-suiko/> 

 

いわゆる水滸伝は、中国で小説として明代に書かれ、

日本には江戸時代に持ち込まれまれたようです。

ざっくり言えば、悪政を正すために108人の好漢が集まり政府を倒す物語ですね。

 

吉川英治や柴田連三郎の小説などが有名ですし私も読みましたが、

こと水滸伝に関しては、他を大きく引き離して、北方作品がナンバー1だと思います。

水滸伝は、よく言及されますが、物語として時制がバラバラだったり、

登場人物の人格がコロッと変わったりしてグダグダで、

強敵を妖術で一蹴したりと、ちょっと現実離れしています。

既存の小説は、その域から脱しておらず、ファンタジー小説でしたね。

f:id:ShinNemoto:20190621112821p:plain

北方水滸伝はというと、妖術などは出てきませんし、非常にリアルです。

創作である小説に、リアルというのは変な表現だとは思うけど、

現実の世界の出来事だとしたら、起こりそうな、ありそうな、というリアルさですね。

戦い続けるための資金づくりや、複雑な政治問題など、実在の国を見るようです。

また、原点のように梁山泊ばかり勝つのではなく、政府側(宋)も強敵です。

実際、北方水滸伝の結末は、梁山泊の敗北で終わりました。

敗北したとはいえ、梁山泊の男たちの丁寧な書かれ方が、感情移入するに十分でした。

もっとも、吉川版などに対しての不満な部分が反作用して、私の受容体の感触が

よくなったのは否めませんが、それでも北方氏の描く漢(おとこ)たちは

誰もが素敵でかっこいい生き様でした。

そもそも、敵方までかっこいいですからね。

敵味方問わず、両方かっこいい作品は当たりますね。ガンダムもそうですし。

ちなみに、この作品を会社の先輩にも貸しましたら、彼も夢中になりました。

出張でシカゴから乗る飛行機の中で読んだようで、

本が返ってきた時にボーディングチケットの半券がしおり代わりに挟まってました。

 

f:id:ShinNemoto:20190621112835p:plain

揚令伝は、前作で敗北した梁山泊の好漢達が、

揚令を頭領にして再び政府に立ち向かい、梁山泊という国の建国を模索する話です。

実は、揚令は108人には入ってません。完全に北方謙三の創作キャラです。

揚志の義理の息子という設定ですね。

三国志などの史書とは違い、水滸伝はそもそも創作ですので、

作家が創作する余地もある、と北方氏はいろいろなところで書いています。

当時、ネットの某巨大掲示板では、この揚令に賛否ありましたが、

私の場合は、楊令伝を悪くない感じで受け止めてます。

単なる武将としてだけではなく、国の経営面などを考えなければならない、

孤独の天才、という部分に哀しさも感じられます。

結末は仕方がないんでしょうけど、そういう感じなのね、ほろ苦って感じ。

結構ハッピーエンドが好きなニワカな私としては、

宋江バカ殿様が生きていればなー、少しは楊令の代わりができたのに、

と何度も思いながら、読んでましたね。

 

f:id:ShinNemoto:20190621112849p:plain

そしてシリーズ最後を飾る岳飛伝ですが、私は歴史小説好きとして、

おさえで読んだだけで、正直、それほど夢中にはなれませんでした。

これが単発の岳飛伝として刊行されてたら、1巻で買うのをやめてたかもしれません。

毎月1冊刊行された時も、今まではすぐに読んでいたシリーズでしたが、

巻が進むにつれ、買っても数日寝かしたり、読むのがたまってしまいましたね。

どうしても、最後まで岳飛にシンパシーを感じることが出来ませんでした。

実在の人物としての大物、岳飛は、中国では1番人気の歴史ヒーローらしいですが、

楊令伝で登場した時から、私には、あまり興味のない人物でした。

さすがの北方氏の筆をもってしても、

「いいか、岳飛は大物なんだぞー」という押しつけが見え隠れし、違和感ありました。

本作でもどちらかというと、108星の秦明の子供、

秦容(架空)の方に好感を持ってましたね。

なので、岳飛が出てくると読み飛ばして、早く秦容が出てこないかな、などと。

本作の水滸伝では、いきさつ上、敵方として登場した岳飛が、岳飛伝では、

主人公になって、思想上近いという理由で梁山泊の同盟相手になっても、

私にとって、思い入れをもって読むことはできなかったですね。

なので、私の中では、岳飛伝ではなく、秦容伝のがしっくりきますかね。

 

とはいえ、まずはこの巨大なシリーズを書ききった北方氏はすごいですね。

目標は高くとも、尻切れになってしまう作品もあるでしょうが、

一定の人気(それもベストセラー的な人気)を保持したまま、

全51巻を完結させるのは、さすがに並の作家では無理かと思います。

原点の水滸伝を、子供だましの小説を思ってた人がいたら、

ぜひ、北方謙三氏の水滸伝だけは、読むべきですね。

その先の楊令伝・岳飛伝は、好みが分かれるかもしれませんが。

 

未破裂脳動脈瘤【病気になって思ったことをまとめてみる】

もっと年を取ったらどうかわからないけど、まだ40代の自分の人生で、

こんなに大きな病気をするとは思ってませんでした。

 

人間ってやっぱり、自分が体験しないと本当には理解できない、

身に染みてはわからないと思うことが多くありました。

 

今回、脳動脈瘤くも膜下出血の手術入院、その後遺症の動眼神経麻痺による複視、

それから眼窩蜂巣炎のことなど、経験しないで済むならその方がいいけど、

病気になったことで、その病気にまつわる様々なことを知りえることができました。

 

もちろん風邪など病気になる人はいっぱいいるでしょうが、

生死に関わる病気になる人は、なんだかんだ、やはり少数派だと思うんです。

 

私の場合も一歩間違えば、何かタイミングがずれてたら、もしかしてた・・

かもしれないと思うと、

まずは、今も命があってよかったと素直に思います。

 

健康というのが、いかに大事なものなのか、本当の意味で理解できました。

健康オタクになったわけではありませんが、体にいいとされるものを採ったり、

休みの日にゴロゴロばかりしないで、ウォーキングしたり。

 

拾った命ですので、できるだけ思うように使いたいと思います。

今までだと、少し躊躇したりしてたことも、いろいろ試してみたいですね。

 

いつになるかわからないけど、バイクに乗ってみたい。

軽でいいので、キャンピングカーにのって車中泊してみたい。

そんなことを考える今日この頃なのです。

 

未破裂脳動脈瘤【退院後の生活で制限されたことをまとめてみる】

2018年9月末に2回目の退院してから、制限されていたこと、

その制限が、いつ解除されたかのお話しをします。

眼窩蜂巣炎がなかったら、制限はほとんど無しだったようにも思いますが。

 

【創部を下にして横に寝る】

・これは制限されてませんでしたが、私の場合は右側の創部を下にして横向きで

 寝るのは、結構怖い感じでした。やはり側頭筋が切れてる関係だと思うのですが、

 そうすると圧迫感が顔に来る感じで、よろしくないような気がしてました。

 でも1か月もたたないうちに、気にならなくなったように思います。

 

【ゴシゴシ洗髪】 

・頭を洗う時は、優しく傷口に爪をたてないこと

 これは、当然ですよね。傷口はふさがってるとはいえ、やはりこわいです。

 制限の解除日は時にきまってないですけど、

 自分でシャンプーした時に、感覚でわかります。

 たぶん1か月くらいは、傷に触らないようやさしく洗ってた気がします。

 

【毛染め】

・毛染めに関しては、術後3か月程度制限されました。

 私は結構油断してると白髪が出てしまうのですが、制限で白髪頭になって

 しまってましたね。

 入院中に、主治医でないドクターに聞いた時は、全然平気

 みたいなことを言ってましたが、主治医は2,3か月は毛染めしない方が

 いいとの見解でした。当然主治医のいうことをききました。

 

【湯船につかる】 

・しばらくは、お風呂でなく、シャワーですますことを制限されました。

 眼窩蜂巣炎の関係で、体が温まりすぎると炎症に影響があるとのことで、

 OKが出たのは11月になってからです。

 ただし10月に外来に行った際に、湯船に入っていいか聞き忘れて、

 11月の定期検診で聞いたからなので、もしかしたらもっと早くOKでたかも。

 

【車の運転】

・これは制限というよりも、複視が少し残ってるので注意しなさい、

 という感じでした。

 退院時の複視の状態から、本当に禁止する患者は、そう言うのだろうと思われます。

 私の場合は、退院後2日目の無謀なチャレンジを別にすると、

 退院後1週間くらいは車の運転を控えてました。

 

【お酒】

・しばらくは禁酒するように言われました。

 これも、眼窩蜂巣炎の関係で、炎症によくないからということです。

 OKが出たのは、2019年になってからだったかな。

 結構長い制限ですね。主治医が酒を飲むことに興味が無いせいもあったかと。

 人生で酒など飲む必要があるの?みたいなこと言ってましたし。

 もっとも私はそれほど酒飲みでないので、全然苦ではなかったです。

 おかげで会社の面倒な飲み会も、回避することができましたし。

 

【タバコ】

・これは、実は主治医からは制限されてないんですが、当然禁煙なのでしょうね。

 たぶん当たり前すぎて言われなかったのかも。

 でも、今も普通に喫煙しています。

 ただし、病気の前まで吸っていた、紙巻きたばこはやめました。

 今はプルームテックとアイコスのみで、本数的には半減した感じです。

 両方ともタールは無し、ニコチン量は、もしかすると20%くらいになったかもです。

 プルテクは1mgの煙草のさらに半分とかいうニコチン量を見たことあります。

 

未破裂脳動脈瘤【頭皮の違和感をまとめてみる】

手術してから来月で1年が過ぎようとしています。

今回は切開した頭の皮膚の違和感のお話をします。

 

開頭手術をした人のほとんどが経験するようですが、

例にもれず、私も頭皮の違和感は、術後の何か月も残りました。

 

どなたかのブログで、まさにその表現がぴったりだと思ったのが、

「頭蓋骨と頭皮の間に、鉄板を入れられた感じ」

 

麻痺したようなというのが近いのですが、麻痺ではないかと思います。

半分だけ自分の皮膚ではないような違和感です。

そのような状態が、何か月も続きました。

ちなみに、切開したのは、以下の図の箇所です。

f:id:ShinNemoto:20190607133723p:plain

開頭箇所

<画像の参考ページ:http://www.shinyuri-hospital.com/department/10_nousinkei/list_skin_incision.html> 

 

私の場合、違和感の範囲は、この図でいうと、

切開した傷口(おでこの髪の生え際から耳にかけて)のラインから頭頂部方向でした。

 

術後のまだ間もないころは、早くこの違和感が治らないかと、

様々なネット情報を調べましたが、有効な解決策は見当たりませんでした。

結局は、時間が解決するしかない問題のようです。

ただ、同じ手術をした人は、同じ経験をしているようなので、そういう意味では

少し安心はしました。

 

ちなみに私の場合、術後6~7か月を過ぎた2019年の春ごろに、

あまり気にならなくなった感じで、回復具合としては遅い方かもしれません。

毎日、頭を洗う時に感じてた違和感ですが、あれ?あまり感じないなと気が付きます。

ですので、もしこのブログを見ていて、同じような違和感にお悩みの方は、

ほとんどが時間経過で解決する問題だと安心してください。

 

私もそういうネットの情報がありながらも、あがいて治そうとしてたんですけどね。

やはり頭皮と頭蓋骨を切開するということは、そこの神経が切られてしまうので、

神経の修復には、それなりの時間がかかるということですね。 

 

<頭皮のできもの>

違和感は上記のとおりですが、その過程で、頭皮にニキビのようなできものが出来る

ようになりました。といっても頭全体で1つ2つなのですが、常にある感じでした。

外来の際に、主治医に聞きましたが、特に気にする感じでもなく、

私も、神経が修復している証拠と勝手に解釈しましたが、真相は不明です。

 今はもう、ほとんどできものはありません。

 

読書の話【キングダム/原泰久】のめり込んでしまう人続出なの?

今や大人気になってる、キングダムの話をします。

マンガはもちろん、最近では映画も結構ヒットしたようですね。

 

f:id:ShinNemoto:20190621102202p:plain

現在は54巻まで刊行されているようです。

私がこのマンガを知ったのは、7、8年前ですかね。

この20年ほど、メジャー系のマンガ雑誌を買わなくなってたので、

連載雑誌とか知らず、本屋でコミックを見たのがきっかけです。

ちなみに、週刊ヤングジャンプで連載中のようです。

進撃の巨人を最初に知ったのと、時期的に非常にかぶります。

 

内容を簡単に説明しておくと、

「中国の戦国時代末期、後の秦の始皇帝が、統一する迄の物語」

を描く予定なのかな?

主人公は「信」という名前で、私にはとてもシンパシーを感じる名前。

私のハンドル名Shinのしんは、信ですので!

 

さて、信はどうも李信だとの、もっぱらのうわさなのですが、

私の歴史知識における李信の印象は、

「楚の攻略時に、始皇帝に大きな口をたたいたくせに失敗してしまい、

 すでに爺になっていた王翦に尻拭いしてもらった、おマヌケ将軍さん」

しかなく、あまり有能な武将ではなかったですね・・・。

 

個人的には、この時代の秦って国には、それほど興味がなかったんですよね。

キングダムを読んでる今も、実はそんなに興味ないんですけど。

どっちかっていうと、趙の藺相如や廉頗あたりが好き。

特に、完璧の語源になった和氏の璧のあたりが、かなり好きです。

縦横家の、張儀蘇秦あたりも面白いですね。

秦も、李信より蒙恬の方が歴史上では有名だと思いますが、

その蒙恬にしたって、始皇帝なきあと、宦官の趙高あたりの画策で

扶蘇と一緒に、人生にサヨナラさせられちゃったくらいしか知らないけど。

 

キングダムの話に戻ります。

ネガティブな話をしましたが、実際、キングダムのマンガ自体は面白いと思います。

 

史実ではあまりエピソードの無い登場人物が、人格を持ち、人生を生きていることを

ていねいに描くことで、とても感情移入して読むことができます。

ほぼ全員が、史実的エピソードよりも、男っぷりがかなり上がってます。

呂不韋も、私の印象では、大した力もないくせにたまたま金の力で宰相になり、

でも最後は嬴政に追い落とされて、蜀の地に向かう途中にサヨナラしちゃったという

カッコ悪い感じの人でしたが、懐の大きなとてつもない大物に描かれています。

 

でも大事なことです。

人物のの描写がうまくいけばいくほど、読者は感情移入できますしね。

北方謙三三国志水滸伝のように、小説でもよるある手法ですが、

歴史上、あまりメジャーな人間でない場合も、

丁寧に、人生の背景やら性格やらを画きこむことで、物語に厚みがでてきますね。

 

ただし、既に54巻というロングヒットになってますが、

まだ一国も征服していないという状態。

史実でみると、韓を制服するのが最初のはずですが、今は趙を攻めてます。

今の描き込みの感じでは、統一まで、200巻くらいかかるんじゃないの?

大丈夫か、原先生、と思う次第です。

 

ちなみに、女性キャラもいろいろ出てきます。

史実で男性でも、なぜか女で描いていたりします。

一番かわいいのは、やはり羌瘣でしょうかね。

f:id:ShinNemoto:20190621112406p:plain

物語の中の羌瘣の人生の裏側なども含めて、

とてもかわいらしく、強い女性に描かれてます。

かたき討ちのあたりでは、思わず応援したくなってしまいます。

それと、世間的なことに、少しボケてるところですね

キャラクターとしてうまく描かれてます。

 

それと楊端和も美人でいいですね。

山の民を一手に束ねる、戦闘力、統率力がとびぬけている彼女が、

実は、まだ処女、とかいうビックリ設定が裏にあることをひそかに期待してます。

 

河了貂は、子供から女性になっていってかわいいけど、私的には2番手以降です。

軍師として悩む姿が、いわゆる他の作品の軍師的なものを脱せず、という印象。

私、実際に作業をしないのに、計画だけを立案する人って、

何か好きになれないんです。だから、軍師タイプはあまり好きではない。

しかたがないんですが、評論家的な発言が多いし。

 

既刊分で一番感動したのは、

やはり、秦王政が蕞で静かに激を飛ばしたあたりですかね。

史実で知ってるので、いずれこの政も、、、という思いもありますが。

純粋に蕞での政には感動しました。

 

これからも、合戦のシーンは当然たくさん描かれるでしょうが、

個人的には、燕の太子丹が秦王政に送り込む刺客・荊軻あたりを

どのように描くのかが楽しみです。 

 

とりあえず、完結させてね、そう願うばかりかな。

 

 

 

未破裂脳動脈瘤【休職のことをまとめてみる】知らなきゃ損?

会社員の場合など、参考になるかもしれないお話です。

 

動脈瘤の手術のような場合、手術後の回復に加えて、

リハビリなども行うケースがあって、比較的長い入院となります。

なので、仕事をしている場合は、長期間の休みが必要になります。

 

私の場合は、リハビリは無かったのですが、2週間~3週間の入院+動眼神経麻痺の回

復期間ということで、計算したところ有休だけで足りるかギリギリでした。それに順調

に回復するかどうかは、手術段階ではわかりませんからね。

 

有休が尽きてしまえば、会社から手当がでるわけでなく、完全に無給になってしまうの

です。大きな会社の場合、理由によっては何か手当がでるかもしれませんけど。

 

そこで、ひとまず休職という扱いにしてもらいました。

休職した場合、自分の加入している健康保険組合から、標準月額の約6割程度の手当て

が出ます。手当は傷病手当金と言います。 

※ 国保の場合は、無いと聞いたことがあります。

 

結果的に、眼科蜂巣炎の関係で再入院もしたし、さらに、その眼の状態が回復しないこ

とで2か月半近く休みましたので、休職してよかったと思います。

 

なぜ思いついたかというと、前の会社の時に、頸椎ヘルニアで2週間の休みを取らなけ

ればならない時に、やはり有休残が足りず、休職にしてもらった記憶が有ったので、

その知識が合ってよかったです。

手術した後、さっそく会社の総務に連絡を取り、休職にしてもらいました。

会社によっては休職すると、人事考課的なマイナス面もあるかもしれませんが、

私の会社にはそれは無いことを確信してましたので。

その辺の人事評価のない会社です。

 

この手当をもらうためには、組合へ申請書の提出が必要で、自分で書く分、

会社で書く分、医療機関で書く分と、いろいろ書いてもらう必要があります。

 

私の会社は、協会けんぽという組合に入っていて、そこの休職時の書類を提出しまし

た。以下は協会けんぽ傷病手当金に関してです

https://www.kyoukaikenpo.or.jp/g3/cat310/sb3040/r139

 

4枚つづりで、特に面倒なのは病院に書いてもらう分です。

 

病院に書いてもらう分は、今思うと当たり前なのですが、

昨日まで(過去日まで)の分しか書いてもらえません。

 

<こんな感じです>

 休職開始:8/13

 今日(病院に申請した日):9/1

 休職期間の予想:10/31ぐらいまで

 今日申請できる期間:8/13~8/31

 

見込みとして、未来日の10/31まで休職予定だとしても、

9/1の段階では申請できるのは1日前の8/31までです。

結局10/31まで休職したとして、残りの期間を完全に申請するには、

実際に休職が終わったあとの、11/1以降に、再び申請しなければなりません。

 

私も初めは、手当もらえるなら早くもらいたくて、

最初の退院後、9月初めに8月休職分を病院に申請し、

その用紙を9月末に病院から受取り、自分の書いた分と合わせて会社に出して、

10月の半ば過ぎに組合から振り込まれて、とやったのですが、

この手続きで病院に行く以外に、普通に脳外科と眼科の外来診察もあったので、

このままでは毎月、何回も病院にいかなければならなくなりそうで、

休職の傷病手当金の申請を毎月するのはやめました。

 

 

実際は、9/1以降の休職していた期間の<2018/9/1~2018/11/11>までの分は、

会社に復帰した後、最初に外来診察した2018/11/27に申請しました。

なので、手当を完全に受け取れたのは年末近くになりました。

 

今思えば、仕事に復帰して休職期間が終わった後に、

全期間<2018/8/13~2018/11/11>分を、

1回の申請でやれば手間なしだったと思います。

今後、自分以外の会社の従業員に対して生かせそうな知識ではあるかな。

 

でも、手続きは面倒ですが、休職制度はとてもありがたいと思いました。

すぐにお金になるわけではないけど、

通常の給与の6割が、後からもらえるのはやっぱり精神的に安心ですから。

 

医療保険も似たようなことをしなければならないし、同時にいろいろやると、

結構混乱します。得た教訓としては、焦ってやらなくても、

後から申請できるのでそうした方が、わかりやすいってことですかね。

結構、この手の面倒なことは早めに済ませたいタイプなのかもしれません、私は。